平成28年6月のひとこと:お薬手帳ついついて
みなさんこんにちは!梅雨の時期がやってきてとうとう夏が近づいてきましたね。
暑い時期は熱中症に気を付け、こまめな水分摂取を心がけましょう。
みなさんは、今年の4月から病院での診察後に処方箋を持って薬局に行くときに、
お薬手帳を持参しないと薬局に支払う金額が高くなることをご存知でしょうか?
今回はそのお薬手帳に関して、ご説明したいと思います。
お薬手帳とは、いつ、どこで、どんな薬を処方してもらったかを記録しておく手帳です。医師や薬剤師にこの手帳を見せて服薬状況を確認してもらうことで、薬の飲み合わせや、重複投与を防ぐ目的があります。
この4月からの診療報酬の改定で、お薬手帳の有無で医療費が変わる事になりました。この改定の目的は、同じような薬が重なって別の医療機関で処方されたり、飲み合わせの悪い薬が処方されたりしないようにするために、「かかりつけ薬局」を患者さんに決めてもらい、その薬局で薬の一元管理を行なおうというものです。
2016年度の報酬改定では、手帳を持っている患者さんに対し4月からの管理指導料を、お薬手帳を持参した場合は380円に引き下げ、お薬手帳がない場合は500円に引き上げました。差額は120円。手帳の有無によって、1割負担であれば約10円、3割負担であれば約40円の差が生じることになります。ただし安くなるのは、6カ月以内に同じ薬局で調剤を受けた場合のみです。6カ月以上来局していない場合や、別の薬局で薬を処方された時の管理指導料は、380円ではなく500円となります。また、大病院の前などにある、いわゆる大型門前薬局と呼ばれる薬局などでは、管理指導料は500円となります。
また、お薬手帳は地震などの災害が起こり薬が無くなってしまった際も非常に役に立ちます。お薬手帳があれば服用している薬を正確に把握することができるため、東日本大震災が起こった時も、被災地でお薬手帳を携帯していた方は、持っていなかった方よりスムーズに診療や投薬ができた事例が多く報告されています。
このようにお薬手帳は常時携帯するようにし、また救急で受診する際、他院で治療中の薬が変更された際などは必ず持参してください。
暑い時期は熱中症に気を付け、こまめな水分摂取を心がけましょう。
みなさんは、今年の4月から病院での診察後に処方箋を持って薬局に行くときに、
お薬手帳を持参しないと薬局に支払う金額が高くなることをご存知でしょうか?
今回はそのお薬手帳に関して、ご説明したいと思います。
お薬手帳とは、いつ、どこで、どんな薬を処方してもらったかを記録しておく手帳です。医師や薬剤師にこの手帳を見せて服薬状況を確認してもらうことで、薬の飲み合わせや、重複投与を防ぐ目的があります。
この4月からの診療報酬の改定で、お薬手帳の有無で医療費が変わる事になりました。この改定の目的は、同じような薬が重なって別の医療機関で処方されたり、飲み合わせの悪い薬が処方されたりしないようにするために、「かかりつけ薬局」を患者さんに決めてもらい、その薬局で薬の一元管理を行なおうというものです。
2016年度の報酬改定では、手帳を持っている患者さんに対し4月からの管理指導料を、お薬手帳を持参した場合は380円に引き下げ、お薬手帳がない場合は500円に引き上げました。差額は120円。手帳の有無によって、1割負担であれば約10円、3割負担であれば約40円の差が生じることになります。ただし安くなるのは、6カ月以内に同じ薬局で調剤を受けた場合のみです。6カ月以上来局していない場合や、別の薬局で薬を処方された時の管理指導料は、380円ではなく500円となります。また、大病院の前などにある、いわゆる大型門前薬局と呼ばれる薬局などでは、管理指導料は500円となります。
また、お薬手帳は地震などの災害が起こり薬が無くなってしまった際も非常に役に立ちます。お薬手帳があれば服用している薬を正確に把握することができるため、東日本大震災が起こった時も、被災地でお薬手帳を携帯していた方は、持っていなかった方よりスムーズに診療や投薬ができた事例が多く報告されています。
このようにお薬手帳は常時携帯するようにし、また救急で受診する際、他院で治療中の薬が変更された際などは必ず持参してください。