平成29年9月のひとこと:糖尿病腎症②

みなさん、こんにちは!
朝夕はだいぶ涼しくなってきましたが体調はいかがですか?
 
先月は糖尿病の三大合併症の一つ「糖尿病腎症:腎症の程度を知る」を主にお話しさせていただきました。
今月は、腎症の治療についてお話しします。

糖尿病性腎症にはこれさえ服用していれば改善するという特効薬は残念ながらありません。
そのため、血糖値だけではなく、血圧、コレステロール、喫煙、肥満などの腎臓を悪くする危険因子を
包括的に治療する必要があります。
生活習慣の改善
①適正体重の維持

②禁煙…糖尿病腎症を発症する危険性が、喫煙経験のない人より2倍も多いといわれています。

③お酒を飲みすぎない…アルコール摂取の腎臓への悪影響は明らかではありませんが、アルコールを摂り過ぎると血糖コントロールが悪化  し飲酒とともに塩分、タンパク質の摂取量が多くなる可能性があるためお酒の飲み過ぎには注意が必要です。

④食事療法…腎症の病期に応じて食事内容が異なってきます。
 腎症前期(1期)~早期腎症期(2期)
 原則的には糖尿病食となります。
 顕性腎症期(3期)~腎不全期(4期)
 患者さんの状態に応じて、たんぱく制限を行うことがあります。たんぱく質制限は腎臓(糸球体)の負担を軽くする目的があります。しかし、糖 尿病食からたんぱく質制限への切り替えは難しいこともあるため、主治医・管理栄養士と十分に相談して実施してきます。また、高カリウム 血症を併発した場合はカリウム制限も必要となります。

⑤運動…腎症前期(1期)~早期腎症期(2期)では、特に運動制限はありません。顕性腎症期(3期)においても同様に運動は行えますが、激 しすぎる運動は避け、無理にない運動にしましょう。腎不全期(4期)~透析療法期(5期)では積極的な運動は避け、軽い散歩などの推奨と  なります。

⑥薬物療法(糖尿病治療薬)…血糖コントロールは腎症どの病期においても基本です。必要時には薬物療法を併用して個人に応じた血糖コ  ントロールを実施していきます。
 腎症の進行により、使用を避けたほうがよい薬剤が出てくるため、症状をみてお薬を調整します。

高血圧 
 高血圧は糖尿病腎症の発症・進行も早めます。腎臓は血液を濾過して尿を作る臓器で絶えず大量の血液が流れています。なので、血圧が 高いと腎臓へ多くの負担がかかってしまいます。
 高血圧を合併した糖尿病患者さんには、血圧130/80㎜Hg未満を目標に治療に内服治療、塩分制限を実施していきます。

腎症は早期発見、早期治療で改善することが期待できます。
特に、早期腎症期(2期)の段階での治療をしっかり行うとより効果的です!
しかし、顕性腎症期(3期)以降に進行すると悪化する速度を遅くすることはできますが、改善することは
難しくなります。したがって、早期腎症の発見に努めること、また早期にしっかりと治療をはじめることが重要です。
                                   
  


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