平成27年10月のひとこと:女性のがん検診
みなさんこんにちは。
涼しい日が増えてきて、過ごしやすくなってきましたね。
今年の夏は暑くて運動が難しかった方も、これくらいの気候になれば運動がしやすくなりますね。
継続的な運動は血糖値の低下にとても効果的です。
運動習慣がある方はぜひ継続を、ない方は気候が良い時に初めてみてはいかがでしょうか。
さて今月は女性のがん検診についてお伝えしようと思います。
1.子宮がん検診:子宮の細胞を採取して調べます。
①子宮頸がん検診
子宮の入り口付近(頸部)に出来るがんを調べます。子宮頸がんは若年層(20~30代)に多く、
HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染することで起こります。HPVは性交渉で感染することが
知られているウィルスで、感染したとしても症状のないうちに排除される場合が多いとされています。しかしウィルスが排除されないまま感染状態が続くと、子宮頸がんが発生すると考えられます。
このがんは罹患しても症状がないことが多く、気付かないまま進行してしまうことも多くあります。
しかし検診を定期的に受け早期発見することができれば、子宮頸がんは比較的予後の良いがんです。
②子宮体がん検診
子宮体がんは、「子宮内膜がん」ともいわれるように、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理のときにはがれてしまうので、閉経前に子宮体がんが発生することはまれだといわれています。
年齢別にみた発生率(罹患率)は、40歳代後半から増加して50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しています。お産をしたことのない人、肥満、高血圧、糖尿病などの人に多いとされています。また、乳癌の既往のある方にも高率に発生します。
早期で発見された場合の予後は90%以上と言われていますので、早期発見のために検診を受ける事が重要です。
2.乳がん検診:マンモグラフィー、超音波検査をします。
現在、生涯に乳がんを患う日本人女性の割合は、15人に1人と言われています。
乳がんで亡くなる女性は年々増え、2011年は12,731人 (厚生労働省 人口動態統計)と、1980年と比べて約3倍になっています。乳がんになる割合は、胃がんや大腸がんのように年齢が高まるとともに増えるがんとは異なり、30代から増加し、40~50代という比較的若い世代で最も多くなっています。
乳がんでは多くの場合、乳房の中に固くて痛みのない小さなしこりができてきます。このしこりに早く気づこうと、自分で調べるのが「セルフチェック」です。毎月、生理が終わって1週間前後後ぐらいに、また閉経後は日を決めて行うのが良いと言われています。但しセルフチェックだけでなく検診を定期的に受け、早期発見する事が重要です。
☆当院では子宮がん乳がんの検診は行っておりませんが、実施している医療機関をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。
涼しい日が増えてきて、過ごしやすくなってきましたね。
今年の夏は暑くて運動が難しかった方も、これくらいの気候になれば運動がしやすくなりますね。
継続的な運動は血糖値の低下にとても効果的です。
運動習慣がある方はぜひ継続を、ない方は気候が良い時に初めてみてはいかがでしょうか。
さて今月は女性のがん検診についてお伝えしようと思います。
1.子宮がん検診:子宮の細胞を採取して調べます。
①子宮頸がん検診
子宮の入り口付近(頸部)に出来るがんを調べます。子宮頸がんは若年層(20~30代)に多く、
HPV(ヒトパピローマウィルス)に感染することで起こります。HPVは性交渉で感染することが
知られているウィルスで、感染したとしても症状のないうちに排除される場合が多いとされています。しかしウィルスが排除されないまま感染状態が続くと、子宮頸がんが発生すると考えられます。
このがんは罹患しても症状がないことが多く、気付かないまま進行してしまうことも多くあります。
しかし検診を定期的に受け早期発見することができれば、子宮頸がんは比較的予後の良いがんです。
②子宮体がん検診
子宮体がんは、「子宮内膜がん」ともいわれるように、子宮内膜に多く発生します。内膜は生理のときにはがれてしまうので、閉経前に子宮体がんが発生することはまれだといわれています。
年齢別にみた発生率(罹患率)は、40歳代後半から増加して50歳代から60歳代にピークを迎え、その後減少しています。お産をしたことのない人、肥満、高血圧、糖尿病などの人に多いとされています。また、乳癌の既往のある方にも高率に発生します。
早期で発見された場合の予後は90%以上と言われていますので、早期発見のために検診を受ける事が重要です。
2.乳がん検診:マンモグラフィー、超音波検査をします。
現在、生涯に乳がんを患う日本人女性の割合は、15人に1人と言われています。
乳がんで亡くなる女性は年々増え、2011年は12,731人 (厚生労働省 人口動態統計)と、1980年と比べて約3倍になっています。乳がんになる割合は、胃がんや大腸がんのように年齢が高まるとともに増えるがんとは異なり、30代から増加し、40~50代という比較的若い世代で最も多くなっています。
乳がんでは多くの場合、乳房の中に固くて痛みのない小さなしこりができてきます。このしこりに早く気づこうと、自分で調べるのが「セルフチェック」です。毎月、生理が終わって1週間前後後ぐらいに、また閉経後は日を決めて行うのが良いと言われています。但しセルフチェックだけでなく検診を定期的に受け、早期発見する事が重要です。
☆当院では子宮がん乳がんの検診は行っておりませんが、実施している医療機関をご紹介いたしますので、お気軽にご相談ください。