令和5年7月のひとこと:糖尿病と眼の関係について
木々の緑が一段とまぶしく、夏の訪れを感じる季節になりましたね。
さて今月は糖尿病と眼の関係(糖尿病網膜症)についてです。
当院ではよく「眼科を受診しましたか?」と聞かれると思います。
なぜ定期的な眼科受診が必要なのか簡単に説明したいと思います。
~糖尿病網膜症って何?~
網膜とは目の奥にある光をキャッチして電気信号に変換する神経細胞が集まった膜です。
その膜にはとても細い血管が広がっていて、それらの血管が神経細胞に酸素や栄養を配っています。
糖尿病によって高血糖の状態が続くと、網膜の血管に異常が起こり始めます。
この疾患を糖尿病網膜症といいます。

正常な血管はよどみなく血液が流れています。
しかし、糖尿病ではこの血管の壁が壊され、血液成分が漏れ出たり、血管瘤ができたりします。
この段階を単純網膜症といい、糖尿病網膜症の初期の段階です。症状はほとんどありません。
病期が進行すると、次に血管が閉塞し、血流が行き届かない網膜が出てきます。
この段階においても自覚症状がないことがほとんどです。

さらに進行してしまうと、眼の中で新生血管と呼ばれる、細くもろい血管が作られます。
もろいため眼の中で出血を起こしてしまい、網膜剥離などのさまざまな合併症を生じ、
最悪の場合は失明してしまいます。病期が進行しないように、眼科での適切な治療が必要となります。

◎上記はあくまでもめやすです。眼科医の指示があればそちらに従ってください。
自覚症状がなくても、ふだんから定期的に眼科を受診しましょう。
受診の際は糖尿病連携手帳を忘れずに持参して下さいね。

さて今月は糖尿病と眼の関係(糖尿病網膜症)についてです。
当院ではよく「眼科を受診しましたか?」と聞かれると思います。
なぜ定期的な眼科受診が必要なのか簡単に説明したいと思います。
~糖尿病網膜症って何?~
網膜とは目の奥にある光をキャッチして電気信号に変換する神経細胞が集まった膜です。
その膜にはとても細い血管が広がっていて、それらの血管が神経細胞に酸素や栄養を配っています。
糖尿病によって高血糖の状態が続くと、網膜の血管に異常が起こり始めます。
この疾患を糖尿病網膜症といいます。

正常な血管はよどみなく血液が流れています。
しかし、糖尿病ではこの血管の壁が壊され、血液成分が漏れ出たり、血管瘤ができたりします。
この段階を単純網膜症といい、糖尿病網膜症の初期の段階です。症状はほとんどありません。
病期が進行すると、次に血管が閉塞し、血流が行き届かない網膜が出てきます。
この段階においても自覚症状がないことがほとんどです。

さらに進行してしまうと、眼の中で新生血管と呼ばれる、細くもろい血管が作られます。
もろいため眼の中で出血を起こしてしまい、網膜剥離などのさまざまな合併症を生じ、
最悪の場合は失明してしまいます。病期が進行しないように、眼科での適切な治療が必要となります。

◎上記はあくまでもめやすです。眼科医の指示があればそちらに従ってください。
自覚症状がなくても、ふだんから定期的に眼科を受診しましょう。
受診の際は糖尿病連携手帳を忘れずに持参して下さいね。
