平成30年2月のひとこと:低温やけどと暖房器具の使い方
まだまだ、寒い日が続きますが、皆様の体調はいかがでしょうか。
今月は「低温やけど」と「暖房器具の使い方」についてお話します。
糖尿病による神経障害があると皮膚の温度に対する感覚が鈍るため、糖尿病でない人と比べると低温やけどを起こしやすいといわれています。
☆低温やけどについて
温かくて気持ち良い程度の温度でも「やけど」は起こります。「やけど」というと熱湯や火によって皮膚が傷つくことを連想しますが、普段、私たちが触って気持ち良いと感じる程度の温度(40~60度)でもやけどは起こります。そのようなやけどを「低温やけど」と言い、通常のやけどよりも傷が深いことが多く、治りにくいのが特徴です。
低温やけどの原因の主なものは、使い捨てカイロ、電気あんか、こたつ、湯たんぽなどがあります。
どれも日常的な暖房器具です。これ以外にもシャワーのお湯、洋式トイレの便座などでも低温やけどが起こる事があります。
低い温度でも皮膚に直接当たる時間が長ければ長いほど、低温やけどは起こりやすくなります。
熱くないからと油断すると、体温より少し高い程度の温度(42度)でも長時間皮膚にあたり続けるとやけどは起こります。
☆暖房器具を使いながらの睡眠について
眠っている間は、感覚も鈍くなっています。また、長時間同じ姿勢を保つ事が多いため、心地良いと思って使っている暖房器具でも睡眠中に使ったり、こたつでうっかり、うたた寝したりした時などに低温やけどは起こりやすいので注意が必要です。
特に、糖尿病による神経障害のある方や高齢者の方で、睡眠中に電気毛布、電気あんかや湯たんぽを使用している方は睡眠前に布団を温め、布団に入る際には電源を切る、湯たんぽを出すようにしましょう。
☆低温やけどを予防するための注意点:高齢者、糖尿病の神経障害がある方
1.貼り付け式カイロや靴の中に入れるカイロは絶対に使用しないようにしましょう。
2.熱源を直接肌に触れないようにしましょう。
3.熱さの調節「低」、「弱」を使うようにしましょう。
4.暖房をつけたまま寝ないようにしましょう。
電気毛布やあんかを使う場合は寝る前に布団を温め、
布団に入った時点では電源を切るようにしましょう。
5.お風呂に入る前に温度を確認してから入りましょう。
6.シャワーも手で触れて温度を確認してから使用しましょう。
低温やけどになったかも?と思ったら、見た目に異常やあまり痛みを感じなくても、皮膚の不快な部位でやけどを起こしている可能性もあります。自己判断せずに早めに医療機関へ受診しましょう!
糖尿病の神経障害と診断されていない方でも、もしかしたら?と心配な方はスタッフに相談してみて下さい。
まだまだ寒い日は続きますが、暖房器具は使用方法に注意しながら寒い冬を乗り切りましょう。
今月は「低温やけど」と「暖房器具の使い方」についてお話します。
糖尿病による神経障害があると皮膚の温度に対する感覚が鈍るため、糖尿病でない人と比べると低温やけどを起こしやすいといわれています。
☆低温やけどについて
温かくて気持ち良い程度の温度でも「やけど」は起こります。「やけど」というと熱湯や火によって皮膚が傷つくことを連想しますが、普段、私たちが触って気持ち良いと感じる程度の温度(40~60度)でもやけどは起こります。そのようなやけどを「低温やけど」と言い、通常のやけどよりも傷が深いことが多く、治りにくいのが特徴です。
低温やけどの原因の主なものは、使い捨てカイロ、電気あんか、こたつ、湯たんぽなどがあります。
どれも日常的な暖房器具です。これ以外にもシャワーのお湯、洋式トイレの便座などでも低温やけどが起こる事があります。
低い温度でも皮膚に直接当たる時間が長ければ長いほど、低温やけどは起こりやすくなります。
熱くないからと油断すると、体温より少し高い程度の温度(42度)でも長時間皮膚にあたり続けるとやけどは起こります。
☆暖房器具を使いながらの睡眠について
眠っている間は、感覚も鈍くなっています。また、長時間同じ姿勢を保つ事が多いため、心地良いと思って使っている暖房器具でも睡眠中に使ったり、こたつでうっかり、うたた寝したりした時などに低温やけどは起こりやすいので注意が必要です。
特に、糖尿病による神経障害のある方や高齢者の方で、睡眠中に電気毛布、電気あんかや湯たんぽを使用している方は睡眠前に布団を温め、布団に入る際には電源を切る、湯たんぽを出すようにしましょう。
☆低温やけどを予防するための注意点:高齢者、糖尿病の神経障害がある方
1.貼り付け式カイロや靴の中に入れるカイロは絶対に使用しないようにしましょう。
2.熱源を直接肌に触れないようにしましょう。
3.熱さの調節「低」、「弱」を使うようにしましょう。
4.暖房をつけたまま寝ないようにしましょう。
電気毛布やあんかを使う場合は寝る前に布団を温め、
布団に入った時点では電源を切るようにしましょう。
5.お風呂に入る前に温度を確認してから入りましょう。
6.シャワーも手で触れて温度を確認してから使用しましょう。
低温やけどになったかも?と思ったら、見た目に異常やあまり痛みを感じなくても、皮膚の不快な部位でやけどを起こしている可能性もあります。自己判断せずに早めに医療機関へ受診しましょう!
糖尿病の神経障害と診断されていない方でも、もしかしたら?と心配な方はスタッフに相談してみて下さい。
まだまだ寒い日は続きますが、暖房器具は使用方法に注意しながら寒い冬を乗り切りましょう。