平成29年2月のひとこと:インフルエンザについて
寒さが一段と厳しさが増していますが、皆さんの体調はいかがですか?
寒さや空気の乾燥から、健康な人でも風邪をひいたり、インフルエンザや肺炎にかかりやすくなる時期です。
今回はインフルエンザについてとりあげます!
とくに糖尿病の患者さんは、感染症などに対する免疫力が低下している傾向にあります。また、感染すると体はストレスを感じ、そのストレスに対抗するためのホルモンが血糖値を上げたり、インスリン感受性の低下を招きます。
そのため、血糖値のコントロールがさらに難しくなり、抵抗力をさらに低下させ、症状を悪化させやすいということもあります!
インフルエンザは熱が頭痛、咳、悪感、関節痛、倦怠感、呼吸困難、腹痛、下痢などの様々な症状と共に急激に現れます。
糖尿病患者さんや高齢者では免疫反応の低下などもあり、発熱の程度が37℃にとどまるなど軽度の症状の場合もあり普通の風邪だと自己診断しないように心がけることも重要です。
インフルエンザなどの感染症にかからないためにはとにかく予防が第一です!
★帰宅時の手洗いやうがいの徹底
★乾燥しやすい室内での湿度の維持(湿度50~60%)
★人混みの激しい場所への外出を控える(外出時はマスク着用)
★十分な休養をとる
★バランスの摂れた食事をする
★インフルエンザワクチン接種
接種後およそ2週間で抗体が作られ予防効果を発揮します。
個人差はあるものの、予防効果の持続期間は接種後3~6ヵ月程度と考えられています。
インフルエンザワクチンの予防効果はおよそ60%と言われており100%の感染を防ぐわけではありません
が、感染した場合でもウイルスの増殖を防いで重症化を予防し感染時の症状を軽減することができます。
インフルエンザ検査、抗インフルエンザ薬について
インフルエンザの感染初期で検査を受けるとウイルスが少なく、感染していても陽性の反応がでないことも
ありますので、発症後12時間以上経過してからの検査をおすすめします。また、抗インフルエンザ薬はイ
ンフルエンザウイルスの増殖をおさえる治療薬なのでインフルエンザウイルスの増殖のピーク前(発熱出現
後48時間以内)に治療を開始するのが望ましいとされています。
インフルエンザにかかってしまったら・・・・
学校保健安全法は出席停止期間を次のように定めています。
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで登校できません。
職場での一定の決まりはありませんので、仕事復帰の時期については職場の指示に従う形になりますが、
一般的には学校保健安全法に準じるところが多いようです。
血糖コントロールが乱れやすくなります。
食事が摂れていて下痢、嘔吐症状がなければ普段の内服薬、自己注射は継続して下さい。
食事が規則的に摂れなくなったり、下痢・嘔吐症状がある場合には、内服薬や自己注射の調節が必要になることもありますので、事前にシックデイの対応については医師、スタッフに確認しておきましょう。
寒さや空気の乾燥から、健康な人でも風邪をひいたり、インフルエンザや肺炎にかかりやすくなる時期です。
今回はインフルエンザについてとりあげます!
とくに糖尿病の患者さんは、感染症などに対する免疫力が低下している傾向にあります。また、感染すると体はストレスを感じ、そのストレスに対抗するためのホルモンが血糖値を上げたり、インスリン感受性の低下を招きます。
そのため、血糖値のコントロールがさらに難しくなり、抵抗力をさらに低下させ、症状を悪化させやすいということもあります!
インフルエンザは熱が頭痛、咳、悪感、関節痛、倦怠感、呼吸困難、腹痛、下痢などの様々な症状と共に急激に現れます。
糖尿病患者さんや高齢者では免疫反応の低下などもあり、発熱の程度が37℃にとどまるなど軽度の症状の場合もあり普通の風邪だと自己診断しないように心がけることも重要です。
インフルエンザなどの感染症にかからないためにはとにかく予防が第一です!
★帰宅時の手洗いやうがいの徹底
★乾燥しやすい室内での湿度の維持(湿度50~60%)
★人混みの激しい場所への外出を控える(外出時はマスク着用)
★十分な休養をとる
★バランスの摂れた食事をする
★インフルエンザワクチン接種
接種後およそ2週間で抗体が作られ予防効果を発揮します。
個人差はあるものの、予防効果の持続期間は接種後3~6ヵ月程度と考えられています。
インフルエンザワクチンの予防効果はおよそ60%と言われており100%の感染を防ぐわけではありません
が、感染した場合でもウイルスの増殖を防いで重症化を予防し感染時の症状を軽減することができます。
インフルエンザ検査、抗インフルエンザ薬について
インフルエンザの感染初期で検査を受けるとウイルスが少なく、感染していても陽性の反応がでないことも
ありますので、発症後12時間以上経過してからの検査をおすすめします。また、抗インフルエンザ薬はイ
ンフルエンザウイルスの増殖をおさえる治療薬なのでインフルエンザウイルスの増殖のピーク前(発熱出現
後48時間以内)に治療を開始するのが望ましいとされています。
インフルエンザにかかってしまったら・・・・
学校保健安全法は出席停止期間を次のように定めています。
発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで登校できません。
職場での一定の決まりはありませんので、仕事復帰の時期については職場の指示に従う形になりますが、
一般的には学校保健安全法に準じるところが多いようです。
血糖コントロールが乱れやすくなります。
食事が摂れていて下痢、嘔吐症状がなければ普段の内服薬、自己注射は継続して下さい。
食事が規則的に摂れなくなったり、下痢・嘔吐症状がある場合には、内服薬や自己注射の調節が必要になることもありますので、事前にシックデイの対応については医師、スタッフに確認しておきましょう。